もはやこれは推理小説である
もはやこれは推理小説(ミステリー)である。
しかも刑事コロンボ仕立て。
最初に犯人が示される。犯人は「システム」である。
あとは「システム」につながる証拠をコツコツと積み上げていき読者をスカッとさせるわけだよ。
さすがオランダ人。世界一「自由と公共の福祉」について考えているであろうオランダ人。マリファナ合法で素敵なオランダ。
そういう精神的風土が背景になければこの本は成立しなかったであろう。
こんなに頭の良いオランダ人が過去に世界の覇権を握ることはなかった・・・頭がいいからといって世界で成功するとは限らないんだなとおもった1冊、いや2冊。