結果論でもあるが・・・
この本を実際の試験対策に用いたのは今年の考査(平成22年6月6日)を受験した者が最初である。
だが、この本では平成22年に出題された「請負」については一切触れらていない。
個人的には、この本があるがゆえに、この本に記載されている事案を試験委員が避けて出題したのではないかと考える。
要件事実についての基礎的な理解がしっかりしていればそれなりの解答が可能な試験ではあったが、その面においてもこの本には問題が大きい。
本作は会の推薦書を端折ってまとめたものであるという印象が拭えず、基礎的な事項の理解に十分な記述であると断言できるほどの教材には仕上がっていない。